甑島からの便り(第30便):恵比寿祭り
2025年(令和7年)8月10日(日)
鹿児島県内では大雨災害で床上浸水や断水など甚大な被害が発生しています。6月に甑島でも大雨による災害が発生しましたが、被災された皆様にはお見舞い申し上げますとともに早期の復旧をお祈りします。
恵比寿祭り
毎年8月10日は、瀬々野浦地区(薩摩川内市下甑町)の恵比寿祭りの日です。豊漁と海での安全を祈願して恵比寿神社で例祭があり、その後、港で餅投げが行われます。
かつては多くの漁船が大漁旗を掲げて海上をパレードして、浜辺を埋め尽くした村人へ船上から餅を投げていましたが、今は岸壁に係留された漁船から行われます。
昔は子供達にとって大変楽しみな村の行事でしたが、その子供達もいなくなってしまいました。それでも夏休みで帰省された出郷者も多く参加されて、久しぶりに賑やかな一日となりました。
夜はコミュニティー会館でカラオケ大会が実施されます。
全国的に天候不順が続いています。どうぞ皆様ご自愛ください。(了)
- 恵比寿神社例祭の模様
- 恵比寿神社例祭が終わり、住民や帰省客の皆様が港に集まり餅投げを待っています。
- 餅投げが始まりました。高齢者は座って餅が自分の所に来るのを待っています。
- かつては漁船の海上パレードが行われ、海上から餅が投げられていました。かつての浜辺は今では消波堤や消波ブロックに囲まれています。