活動報告

活動報告(No.80):結Lineこしき衝突事故に係る中間報告

2025年(令和7年)11月5日(水)

結Lineこしき衝突事故に係る中間報告

めっきり秋らしくなってきました。私ごとで恐縮ですが、次男の結婚に向けた両家顔合わせが11月1日に都内のホテルであったため、この日の前後、神奈川県海老名市にある自宅に行ってきました。今年春に満開の花を咲かせたハナミズキは、すっかり紅葉して秋の装いになっていました。
なお、本日11月5日(水)~7日(金)の間、2泊3日で東京に政務調査に行ってまいります。調査結果につきましては、改めてご報告させていただきます。

 

 

 

さて、本年9月22日(月)に里港沖で発生した甑島商船のフェリー「結Lineこしき」の防波堤消波ブロックへの衝突事故に係る検証及び今後の再発防止について、10月27日(月)に甑島商船から市長への中間報告が行われ、また市からの要請に基づき10月31日(金)に事故調査の中間報告について書面の提出がありました。市長は報告を受け、未だ事故原因が判明していないことから、早期の原因究明と再発防止に努め、安全運航に万全を期すよう、甑島商船へ要請したとのことです。
なお、甑島商船から提出された中間報告の概要は以下のとおりです。
□ 事故の経緯
・ 令和7年9月22日、定期上り1便07時45分に乗客14名(幼児1名含む。)、車両2台を搭載し長浜港出港
・ 里港沖里崎を通過したことから、通常どおり運転中に使用している中央操縦操作盤を左舷側ウィング操縦盤に操縦位置の切替えを実施
・左舷側ウィング操縦盤にて作動を行ったが、正常に作動しないため、直ちに中央部操縦操作盤にて復旧を試んだものの正常状態に戻らず。
・機関前進停止の後、全速後進及び投錨の措置を講じたが行き脚を止めることができず、里港沖北側防波堤消波ブロックに衝突。
・今回の事故においては、操縦装置の操縦権を左舷操船箇所への切換え時に不作動が生じたが、その後、正常作動となっていることから、事故部位の特定は困難であるため、関連部位の交換を行い、臨時検査を受検後9月25日から運航を再開。

□ 事故後の対策
① 安全教育
・9月23日安全統括管理者、運航管理者が訪船を行い、船長以下全乗組員に対し安全教育及び指導を実施
② 再発防止策
・操船マニュアルの見直しを行い全乗組員に周知し、また会社と乗組員が情報を共有することにより、安全確保の改善を図る。
・安全管理規定に基づいた運航管理体制及び安全運転の徹底について指導を行った。

全社一丸となり、安全管理を徹底し事故が再び起こることのないように希望します。また、万一の場合に備え事業継続計画(BCP)を策定するよう要望します。(了)