活動報告(No.96):「TUMO Gunma」研修
2026年(令和8年)1月30日(金)
「TUMO Gunma」研修

高崎競馬場跡に建設された「Gメッセ 群馬」。この施設の4階部分に「TUMO Gunma」が入居しています。
前回の活動報告で群馬県危機管理課の活動について紹介しましたが、同日(1月23日(金))に同じく群馬県産業政策部戦略セールス局が進める中高生を対象とするデジタルクリエイティブ人材育成プログラムである「TUMO Gunma」の取組みも研修させていただきました。
群馬県は2040年を目標にクリエイティブの拠点化を目指しています。そのために新たな価値を創出したり、発信したりするクリエイティブ人材やクリエイティブ企業が群馬県内で育つと共に、国内外から集積していこうとしています。そしてこのクリエイティブ拠点化のための重要施策の1つが「デジタルクリエイティブ人材の育成」であり、中高生を対象とする「TUMO Gunma」の取組みです。
「TUMO Gunma」とは
TUMOは、アルメニアで発祥した中高生向けのデジタル技術とアートに特化した教育プログラムです。 このプログラムは、プログラミング、ゲーム開発、グラフィックデザイン、アニメーションなどの幅広いスキルを無料で学べる場を提供しています。TUMOは、世界中で高く評価されており、パリやベルリンなど世界各都市(10都市以上)が導入しており、アジアでは初めて群馬県高崎市の「Gメッセ群馬」内に令和7年7月19日にオープンしました。
元々TUMOには、14の分野と各分野毎に3段階のプログラムがあります。基本はオンラインでのセルフラーニングにより学習します。この3段階のプログラムにより初心者を体系的に中級レベルに向上させます。3段階のプログラムは次のとおりです。、
・1段階:オンラインでのSelf-learning(全体の60%の時間)
・2段階:Self-learning終了後、受講者同士が集まって、Work-shopに参加する。
・3段階:GAFAM等の有名企業やハリウッド等から講師を呼んでLearning-Labも実施する
アルメニアのTUMOの14分野は以下のとおりです。
① 3Dモデリング ② アニメーション ③ 描画 ④ フィルムメイキング ⑤ ゲーム開発 ⑥ グラフィックデザイン ⑦ ミュージック ⑧ モーショングラフィック ⑨ フォトグラフィック ⑩ プログラミング ⑪ ロボティクス ⑫ ウェブ ⑬ 執筆 ⑭ 生成AI
TUMO Gunmaではこのうち、①、②、③、④、⑤、⑥、⑧、⑩の8つの分野が学べます。現在、⑭生成AIについても準備中とのことでした。
TUMOは、教育のノーベル賞とも呼ばれている世界的な権威のあるWISE賞(世界イノベーションサミット教育賞)において2024-2025年の最優秀賞に選ばれています。このように世界的に評価の高いプログラムを群馬県は日本で初めて取り入れました。これは、冒頭にもかきましたが、長期的・戦略的視点に立ち群馬県をクリエイティブ拠点にするための一つの取組みでありますが、今後の成果が期待されます。
各地の自治体においては子育て支援として給食の無償化、医療費の無償化などの様々な施策が取り組まれていますが、群馬県のこの取組みは青少年への投資という新たな視点での取組みであり、長期的な地域振興という観点でも参考となるものです。(了)
- TUMO Gunmaのエントランス。
- 国内の自治体からの視察も多いとのこと。石破前総理も視察にこられています。
- 子供達は視察内の好きな場所で学びます。
- 施設内部。ここでは講義形式で行われます。
- 施設内部。思い思いの場所で自由にプログラムに取り組みます。
- 施設内部。高崎市内と周辺赤城山、榛名山などの山々が一望でき、環境も抜群です。
- 施設からの眺望
- 群馬県庁資料から転載







