活動報告

甑島(こしきじま)からの便り(第53便):旅立ち

2026年(令和8年)4月1日(水)

旅立ち

春は旅立ちの季節であるとともに別れの季節でもあります。
昨日、串木野新港において甑島に赴任する職員とその仲間の別れがありました。
新たな赴任地「甑島」でも頑張ってください。

さて、私も元自衛官として多くの出会いと別れを経験しました。
自衛隊最後の赴任地は、青森県むつ市の大湊でした。2016年1月12日に雪の降るなかを赴任しました。大湊にはだれが言ったか知りませんが、「大湊の三泣き」という言葉があります。
大湊に赴任するときは八戸で新幹線を降り青森方面行きの在来線に乗り換え、更に野辺地というところで大湊線に乗り換えます。その後冬であれば下北半島の何もない雪の平原をひたすら北に走ります。この先に本当に町はあるのだろうかと不安になり、なんて辺鄙(へんぴ)なところに転勤したきたのかと最初の涙を流します。これが「一泣き」です。
大湊線の終点である大湊につき新たな生活が始まります。生活にも慣れてくると地元の人達との付き合いも多くなりその土地と人情に触れ、なんといいところに来たのだろうと涙を流します。これが「二泣き」です。
楽しい生活はあっという間に過ぎ転勤の季節を迎えます。そして大湊の人情深い人々との別れを惜しみ涙を流します。これが「大湊の三泣き」です。
私も大湊での勤務が最も思い出に残る印象深いものとなりました。
甑島に転勤される皆様もぜひ島の生活を満喫され充実した生活になるようお祈りします。(了)