活動報告

甑島(こしきじま)からの便り(第14便)

2024年(令和6年)12月29日(日)

甑島は昨日の荒天から打って変わって穏やかな一日になりました。
今日は手打地区を訪れ、いつも和風の庭を美しく手入れさているお宅で写真を撮らせていただきました。
高台のお宅で眼下の手打湾が、あたかも借景のごとく庭と見事に調和しています。
また、手打麓集落(武家屋敷)の門松は一風変わっています。不思議なことに知覧の武家屋敷もほぼ同じ門松だそうです。同じ薩摩藩の武士で繋がっているのか?
写真の門松の3本の円錐状におかれた薪(神様が降臨されたとき宿られる依代)の意味するところは、「かまどの火を絶やすことなく三度・三度食べられますように」、「この土地に根付いていられますように」、「薪の鋭い割れが邪気をはらう」などの意味があるそうです。