活動報告(No.36)
2025年(令和7年)1月21日(火)
令和6年度鹿児島県市議会議員研修会
鹿児島市の川商ホールで開催された鹿児島県市議会議長会主催の「市議会議員研修会」に参加しました。
県内市町村の議員の皆様が対象で、薩摩川内市からも20名以上議員の皆様が参加されました。
研修会は2名の講師による講演と質疑応答でした。講師及び演題は以下のとおりです。
講師:拓殖大学政経学部教授 山本 尚史
演題:産・官・学の連携で地域力アップ~エコノミックガーデニングの活用~
概要:持続可能な地方分散型社会の実現のためには地域の中小企業が変革し価値を生み出すとともに長生きして繁栄していくようなビジネス環境の構築(エコノミックガーデニングの概念)が重要である。このためには官(自治体)による中小企業振興基本条例の策定やそれを具体化していく枠組みの制定が必要である。
講師:元日本ゼネラルモーターズ社長 佐藤 満
演題:壁を破る発想法~変化に機敏に対応しないと組織は潰れる~
概要:日米の企業における経営者等としての経験に基づき企業が潰れず繁栄していくために必要な経営者の資質を紹介するもの。経営とは「環境適応業」であり、より正確には将来環境予測対応変身業」が理想的な経営の姿であるとの基本認識のもと、この実現のために経営者は「事前の一策は事後の百策に勝る。」、「お金は有限であるが、知恵は無限。知識のないものに知恵は出ず」などの様々な経験則やビジネススキルなどが必要である。
両講師から紹介された問題認識、情報(知識)及びスキルは、地域の課題を解決し持続可能な社会を構築していく役割の一端を担う市議会議員にも必要なものであり今後の活動に活かしていきたいと思います。
なお、佐藤満講師に今までの経営者として最も役立った著書は何であったか質問したところ、「ピーター・ドラッカー」の著書であったとのお答えでした。