活動報告(No.120):薩摩川内市付近の活断層帯について
2026年(令和8年)7月29日(水)
薩摩川内市付近の活断層について
前回の投稿で、今後さらなる大きな本震発生の可能性と川内高校時代の同級生の実家で起こったガス爆発の経験に基づき地震によるガス漏れに注意する必要がある旨を申し上げました。今回は、同様に今後留意すべき事項として薩摩川内市周辺の活断層について概要を紹介します。
薩摩川内市周辺では、今回の熊本地震の震源となった日奈久断層帯から南西方向に同様な断層帯が確認されています。主な断層帯として薩摩川内市を取り囲むように甑断層帯、出水断層帯及び市来断層帯があります。専門家の分析では今回の熊本地震によりこれら県内の断層帯にも何かしらのひずみが蓄積した可能性は考えられるとの見解が示されています。
今回の熊本県熊本地方地方を震源とする地震(マグニチュード7.1)では、国土地理院によれば八代市付近で最大約84cmの地殻変動を観測(速報値)したとのことです。仮に甑断層帯で地震が発生した場合はマグニチュード7.5が想定され、地殻変動も約4~5メートルと予測されています。マグニチュードが0.1大きくなると地震のエネルギーは1.4倍になり、0.4(7.1⇒7.5)の違いでは約4倍となります。(ちなみにマグニチュードが1.0違えば地震エネルギーは約32倍、2.0違えば約1000倍となります。)このことからも仮に甑断層帯を震源とする地震が発生すれば、薩摩川内市の甑島及び本土地域で震度6~震度7クラスの巨大地震が予想されます。さらに懸念されることは、地殻変動が4~5メートルともなれば10メートル近い津波が早ければ十数分で甑島や本土沿岸に到達し甚大な被害が予想されます(薩摩川内市国土強靱化地域計画)。
専門家によれば、今回の熊本地震においては日奈久断層帯や布田川断層帯に2016年の地震の割れ残りが影響したとの推測もされています。2016年の熊本地震から今回の地震は震源地が南西方向にシフトしてきています。県内でも昨日から余震と思われる地震が継続しています。先に記述したとおり今回の地震で甑断層帯をはじめ県内の断層帯にも何かしかのひずみが蓄積した可能性も考えられます。
この時代、地震は必ず起きるものだという認識を強く持って、命を守る対策を日頃から実践する必要があります。
以下の写真は、本日夕方MBCのニュースで放映された薩摩川内市役所の被害の状況です。市民サービスには影響はないとのことですが、特に上層階では大きな被害を受けています。(了)


