活動報告

活動報告(No.49)

2025年(令和7年)4月28日(月)

医療MaaS運用開始セレモニー

4月27日(日)11時30分から下甑町手打診療所において医療MaaS(Medical Mobility as a Service)運用開始セレモニーが開催されました。式典は清々しい晴天の下で行われ幸先のよいスタートとなりました。
医療MaaSとは、医師は病院(診療所)に所在しながら診療器材を搭載したMaaS車両が「走る診療室」として各地に出向き車内モニターを通して診療するものです。状況によっては専門医のいる病院とモニターをつないで診察を受けることも可能となります。
車内にはモニターのほかベッドや椅子が設置されており診察室と同じ空間で診察を受けることができます。医療器材としては、遠隔聴診器、生体情報モニタ(心電図・心拍数など)、AEDなどがあります。
今回は医療体制が厳しい甑島で試行的に運用し、効果的な運用方法を検討していきます。将来的には本土でも医療体制が厳しい中山間地域などでの運用が考えられています。
甑島での運用により効果的な用法が開発され、今後医療従事者が不足する情勢下でも質のよい医療が受けられるようになることを期待します。(了)