活動報告

活動報告(No.60):薩摩川内市里町の豪雨災害

2025年(令和7年)6月25日(水)

薩摩川内市里町の豪雨災害

薩摩川内市里町では、6月24日(火)02:00に最大1時間降水量が127.0mm/h、24時間降水量が324.5mm(実際は8時間ほどでの降水量)と驚異的な豪雨が発生しました。この雨で里町里で床上浸水:10棟、床下浸水:23棟、その他道路への土砂流入などの被害がありました。
私もフェイスブック等を通じて被害の状況が徐々に分かってきたことから、急遽予定を変更し里町に向かいました。掲載の写真は里町の被害の状況です。私は25日(水)12時過ぎにフェリーで里町に到着し徒歩で被害の大きかった薗下地区に向かいました。すでに地域の皆様の協力で道路の土砂除去や床下の排水、家の片付けは進んでいましたが、旅館などの営業再開にはかなりの期間を要する様子でした。
浸水した地域は、薗下地区でも最も低い位置にありましたが、山側から大量の土砂や水が流れ込んだにもかかわらず、排水施設が細い水路1本で不十分な状態でした。また、当該時間帯は満潮が重なりさらに排水能力が著しく低下していたようです。今後も同様な事態が起こる可能性があることから、抜本的な治水対策が必要であると思われます。
被災された皆様やボランティアの皆様は、これから疲労がたまってくると思います。どうぞお体を大切にされてください。
写真:この山側の道路から住宅街の低地に一気に土砂混じりの大量の水が流入