活動報告

甑島からの便り(第50便):コーヒーブレイク

☕文明800年周期説と米国の時代の終り(その3)☕

前回までの(その1)及び(その2)で村山節(むらやま みさお)氏の文明800年周期説と千賀一生(ちが かずき)氏のガイアの法則を紹介しました。両者は基本的には同じような内容ですが、ガイアの法則は、文明800年周期説をさらに詳しくしたものとなっています。概要は、これまで歴史上で起こった文明は800年の繁栄期と800年の衰退期(トータルで1600年周期)で成り立ち西回りの文明と東周りの文明が交互に繁栄するとするものです。また、その文明の中心地は西回りの文明も東周りの文明も0.1度の誤差もなく22.5度ずつ移動するとするものです。そしてその法則に従えば、これから800年はイギリス・アメリカを中心とするアングロサクソン文明に変わり、東経135度の関西地方を中心に日本が世界の文明の中心となるとするものです。以下のリンクの図表がこれらの法則の概要となります。

ガイアの法則1 (左のリンクをクリックすればガイアの法則の概要がみれます。)

さて、今回はなぜ1文明は1600年周期(800年の発展期と800年の衰退期)なのか、なぜ、22.5度ずつ移動するのかということの説明です。この答えは極めてシンプルなのですが、説明するのは少し骨がおれます。段階を追って身近な事例から説明します。

人の睡眠は90分サイクルでレム睡眠とノンレム睡眠が交互に起こっているということは良く知られています。一方、このサイクルは寝ている時ばかりでなく日中も90分というサイクルで作業効率等へ影響するとのことです。大学の授業が90分であるのももしかしたらこのような意識のサイクルが影響しているのかもしれません。一方、人のバイオリズムは約23日と言われ、約23日の間に好調期と不調期が起きるとされています。ではこれらの数字に共通するものは何でしょうか。実は前者は24時間を16で割った数字であり、後者は365日を16で割った数字になります。つまり我々の意識とバイオリズムは地球の自転と公転に影響を受けていることになります。
一方、睡眠のゴールデンタイムという言葉を聞いたことがあると思いますが、これは夜の22時から午前2時までの間で最も成長ホルモンが分泌され睡眠に適した時間帯といわれ、この時間に熟睡できれば疲労も回復し肌つやも良くなるなど健康の維持にとても重要な効果があるといわれています。また、新月の夜と満月の夜には人の精神状態に影響を与えると言われますがこれらに共通するのは地球と月と人間の位置関係です。ゴールデンタイムは、太陽と地球と人が一直線(太陽と人が地球を挟んで一直線に並んだ状態。人が太陽から最も遠くになった状態。)になる時間帯です。新月、満月も同様に太陽と地球と月が一直線に並んだ時です。ここからいえることは、我々の体は惑星などの宇宙の影響をうけているということです。そして、これらの現象を起こす原因は全て天体の自転、公転などの回転(スピン)が影響していることです。
私たちの体は、約37兆個の細胞でできていますが、これらの細胞も分解していけば電子と原子核からなる原子でできており、電子が原子核の回りをものすごい早さで回転(スピン)していることはよく知られた事実です。
以上のことからこの宇宙は、ミクロからマクロまで全てのものが回転(スピン)しているといえるのです。

それでは以上を踏まえた回答です。地球は自転と公転をしていることは自明の理ですが、実はもう一つ歳差運動という回転をしています。これは、コマを回したときコマの回転と逆方向にゆっくり軸が回転しますが、この運動を歳差運動といいます。つまり地球は自転しつつ地軸がゆっくり自転と逆方向に頭を振って回転しており、その1回転に要する期間が約2万5776年になります。このように地軸がゆっくり回転しているため現在の北極星はこぐま座のα星(ポラリス)ですが、5000年前はりゅう座のα星(ツバン)とという具合に変わっていきます。
この2万5776年の歳差運動の周期を16で割った数字が1611年ということで、約1600年が一文明の周期ということになります。一方、22.5度は単純で地球の一周360度を16で割った数字になります。
このように地球は1611年周期で経度で22.5度づつ文明の中心が西向きと東向きに動いているのです。

自転も公転も歳差運動も1周は360度です。以上のことを言い方を変えると次のようになります。
・地球が22.5度自転する毎に90分サイクル(24時間/16)の意識のバイオリズムが生じる。
・地球が22.5度公転する毎に23日サイクル(365日/16)ののバイオリズムが生じる。
地軸が22.5度回転する毎に1611年サイクル(2万5776年/16)の文明のバイオリズムが生じる。

バイオリズム (左のリンクをクリックするとバイオリズムのイメージ図が見れます。)

長々とした説明で申し訳ありません。以上が、なぜ文明の周期は約1600年なのか、なぜ文明の中心が22.5度ずつ移動するのかの解答になります。
しかし、まだ大きな疑問が残っています。なぜ16という数字で割られるのかということです。天皇家の家紋である「16菊花紋」や古代の神殿などで発見された同様の紋章は単に菊の花をかたどったものなのかという疑問にもつながります。実はこれも答えはシンプルですがその説明は長くなりますので、次の「文明800年周期説と米国の時代の終り(その4・まとめ)」で説明します。(了)

Mathematica Web連載ー星座が語る宇宙の不思議ー第11回 歳差運動から転載